劇団東京ミルクホール

2019年10月13日

劇団東京ミルクホール『レッツゴーギャング』@下北沢小劇場B1

心底バカバカしい展開ながらもカッコ良く、油断してただただ爆笑していたら、

後半には怒涛の伏線回収(あのセリフはそういうこと?!そして役名にも理由があった!)、

黒幕の真意が見え隠れして暴ききれないまま終わるかと思いきや、

最後、想像のはるか上の展開で、観客を現実に引き戻す。
 
最後の展開を処理できないまま劇場を出てから、

そうか、そういうことなら、大爆笑しながらも、ちょっと違和感を感じたあのセリフは、そしてあの歌の歌詞は、


あっ、えっ、
うわーつまりそういう意味?!



と、前半のいろんなシーンの意味が一転になったりもして、ぞっとするところまでが、この劇団の芝居の面白さ。

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毎回期待を裏切らない。
劇団東京ミルクホールの本公演、レッツゴーギャングを観てきました。

昭和7年の日本。続きを読む

akikoyanagawa at 22:00|PermalinkComments(0)

2019年03月31日

劇団東京ミルクホール『ザ・平成元年』@下北沢OFF OFFシアター

劇団東京ミルクホール『ザ・平成元年』。
下北沢OFF OFFシアターにて。連日満席、今日が最終日でした。

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【劇団東京ミルクホール(公式)】

天皇崩御と同じ日に、父を亡くした少年太郎の、平成元年年末、3日間の小さな冒険の物語。

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(あらすじ)
バブル盛りの頃、太郎の母が切り盛りする食堂も、地上げ屋の嫌がらせに合っている。
母の困っている様子に耐えかねて、地上げ屋につい暴力を奮ってしまい、慌てて逃げ出す太郎。ほのかに好意を寄せる親戚の「なつこちゃん」に会いたいという気持ちも手伝い、東京へ向かいます。
流行りの車を自慢げに乗り回す青年に乗せてもらってひた走る。途中立ち寄ったラーメン屋では、店主のシベリア抑留時代の話を延々聞かされ、迷った山中では暴走族にいかけられ、ようやくたどり着いた東京で再会したなつこは、すっかり東京のヨクナイ生活に染まってしまっている。

そこへ、地上げ屋が母親を誘拐したとの知らせが届き…さて。太郎はどうするのか。

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アドリブ含め、息をつく間もなく笑いをかぶせてくるので、続きを読む

akikoyanagawa at 22:44|PermalinkComments(0)

2017年09月18日

劇団東京ミルクホール『カスカビアングラフィティ』@Space早稲田

劇団東京ミルクホール『カスカビアン・グラフィティ』かぶりつきで観てきました。
【劇団東京ミルクホール(公式)】

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大分前ですが、イクスピアリをまるまる使った、舞台仕立ての謎解きに参加して、そこに劇団ごと参加していたのかこの、劇団東京ミルクホールだったのです。
それがきっかけで、本公演を観るようになりました。

【「ねらわれた伝説の男」@イクスピアリ】(2014.2.9)

【劇団東京ミルクホール『かたわこや』@新宿・SPACE107】(2013.5.20)
【劇団東京ミルクホール『英霊だヨ!全員集合!』@Space 107】(2014.4.2)

ワハハ本舗や黒テント、くるめるシアターの俳優さんも参加。ただし舞台に立つのは全員男性!

おバカで一生懸命、きっと男性なら心当たりありまくりなんだろな、と思う高校生活のお話。
女性も楽しいけれど、ちょっぴり男性に生まれたら良かったなと羨ましくなりました。

佐野バビ市さんの脚本は、ここでこうきて欲しい、ここで笑わせて欲しいと言うツボを外しません。
その間に、予想外の展開を挟んでくる。
ダンスの一生懸命さが微笑ましく、キレッキレの殺陣も毎回の楽しみ。続きを読む

akikoyanagawa at 17:22|PermalinkComments(0)