ジョナサン・ラーソン

2021年11月17日

『tick, tick...BOOM!』NETFLIX@ヒューマントラストシネマ有楽町

『RENT』好きには刺さるシーンだらけ!

作者ジョナサン・ラーソンの自伝的ミュージカル、『tick, tick...BOOM!』観てきました。



30/90は長尺で動画上げてくれてますね!


30歳を目の前に、ウェイターのバイトをしながら、ミュージカル作品を生み出そうと創作活動を続けてきたジョナサン。
業界有力者も呼んだワークショップで作品を披露するチャンスが訪れ、焦りながらも奮闘する彼と、取り巻く友人たち。

『tick, tick...BOOM!』自体もミュージカルなので、いろいろな曲が使われているのですが、これがまたね、それぞれ体を満たす豊かな曲ばかりで。
映画館の音響で、この作品を観られてよかった…と心から思いました。

友人たち、つぶやく言葉、書き溜めた歌詞のアイディア、そして流れるメロディ。すべてに『RENT』の源流を感じることができて、『RENT』に触れたことのある人はにやりとすること間違いなし。

また、彼を支援していたスティーブン・ソンドハイムの生声テープが聞けたり、ところどころ「えっこの人、あの作品のオリジナルキャストよね?!」などなどなど、著名俳優さんが登場するのも見どころの一つ。

監督は、ハミルトンで一躍有名になった、リン=マニュエル・ミランダ。
作品のカメラワークは正直ちょい物足りないものの、ああリンさんは、ジョナサンラーソンと彼の作品を愛しているんだなあ、と感じさせる描き方でした。

インタビュー動画がこちら。


東京だと今なら、渋谷や池袋、吉祥寺で観られます。


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ジョナサンの音楽で満たされたい人は映画館おすすめ。
ネットフリックスでもこの後配信予定です。

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アンドリュー・ガーフィールドがジョナサンラーソン役。
迷ったり嬉しかったり、の表情がすこーんと素直に顔に出る、魅力的なジョン。彼の歌も好きだなあ。
エンジェルス・イン・アメリカの主役が見事で、それ以来気になっている俳優さんなので嬉しい。


親友マイケル役のロビン・デ・ヘススの優しい目の表情が素敵。
そして、リンさんもまさかのところで登場します。映画館で笑いが起きていました(笑)。

早速サントラを聞いていますが(Youtube Musicありがとう)、劇中劇『Superbia』のナンバーは入っていず悲しい。
あれ、よかったのにな。探そう。

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(ご参考まで)
RENTの映画版、最初の10分。


akikoyanagawa at 00:40|PermalinkComments(0)