イギリス

2019年04月20日

NTLive『リア王』イアン・マッケラン

イアン・マッケランの『リア王』舞台を映画館で。
「ナショナル・シアター・ライブ」NTLive。

大物俳優が体当りで作り出す世界の壮大さ、スクリーン越しですら凄い迫力でした。



偉大で愚か、王が老い、自らの判断が原因で追い詰められてゆくさまに心痛みます。
実際の年齢が近いイアン・マッケランが演じるからこその臨場感。上映が終わり、続きを読む

akikoyanagawa at 22:30|PermalinkComments(0)

2018年07月21日

海外舞台を映画館で!NTLive Japanの裏話

一昨年秋くらいから、割と観に行っている、ナショナル・シアター・ライブNTLiveの日本での上映。
【ナショナル・シアター・ライブ(日本)】
【National Theatre Live】

イギリスで行われている企画で、ナショナル・シアターを中心に優れた舞台作品を、映画館で楽しむ、というものです。

基本舞台が上演されているその時間に、映画館で観るというライブビューイングなのですが、日本では翻訳とか集客の都合で、録画されたものが毎回たいてい一週間ほど上映されています。

カルチャヴィルという配給会社さんがTOHOシネマズと協力して、このNTLiveやブラナー・シアター・ライブ上映を日本で5年続けてきています。
その記念シンポジウムと銘打ったイベントに、行ってきました。青山学院大学の本多記念国際会議場にて。

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4時間近い長丁場でしたが、とても面白かった!

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最初に壇上に上がったのは、配給会社カルチャヴィル代表の中村未知子さんと、この企画においては中村さんの右腕と言っても過言ではない、演劇ライターの兵藤あおみさん。
お二人からは、日本上映に関する、裏話いろいろ。続きを読む

akikoyanagawa at 12:29|PermalinkComments(0)

2017年11月13日

『One Man, Two Guvnors(一人の男と二人の主人)』National Theatre Live

『One Man, Two Guvnors』(一人の男と二人の主人)、2011年イギリス公演の映像観てきました。
イタリアの1743年コメディ作品を、イギリス公演用に設定を換えたバージョン。



Bloody 'hellをこんなに聴く演目久しぶり。コックニーな発音もたくさん出てきて懐かしかった。
(『Me and My Girl』で一時期よく聞いていました。)

カープールカラオケで有名な、ジェームス・コーデン主演で、彼はこの役でトニー賞も取っています。
最初から最後まで、どたばたのコメディ。

どのキャラも濃くて、その濃さを十二分に表現する俳優さんたちの力量にも感服です。見ているうちに段々と、みんなが愛らしく感じてきちゃうんだよなあ。

転換の度に、続きを読む

akikoyanagawa at 23:28|PermalinkComments(0)

2017年10月18日

ロザリー・クレイグ『AS YOU LIKE IT(お気に召すまま)』National Theatre Live

AS YOU LIKE IT(お気に召すまま)、2016年オリヴィエシアター公演の録画を映画館で観てきました。
シェイクスピアらしい、恋愛“交通整理”コメディ。
Polly Findlayポリー・フィンドレーの演出。



イギリスの舞台ならではの、くすんだ薄闇色の表現と、俳優のくっきりした存在感の対比が美しかった。

アメリカの舞台では、この曖昧な色は出てこない印象、もっとぱきっとしたクリアな色になります。そちらの良さももちろんあるのですが、シェイクスピアには、イギリス舞台のこのぼんやりした色がとても合う気がします。

こないだ観た、カンバーバッチのハムレット同様、続きを読む

akikoyanagawa at 20:20|PermalinkComments(0)