劇団東京ミルクホール『カスカビアングラフィティ』@Space早稲田NTLive『No Man’s Land』(誰もいない国)

2017年09月18日

谷山浩子 x 橋本一子(猫森集会2017 Aプログラム)

谷山浩子さんの毎年恒例ライブ通い、始まっています。
全労済ホール スペースゼロにて。今年で16年目です。

<過去の記事>
【谷山浩子 x 大槻ケンヂ(猫森集会2013 Bプログラム)】(2013.9.20)
【谷山浩子xRolly & 谷山浩子x持田香織@スペース・ゼロ 2012】(2012.10.16)

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4プログラム x 1〜2日。ゲストが全部違い、プログラムごとに曲も全て入れ替わります。
Aプログラムのゲストは、ジャズピアニスト橋本一子さん。
これが…神がかって良く、呆然としてしまい、初日に聞いたあと、慌ててチケットを買い、今日Aプロ2日目にも行ってきました。
35年前に浩子さんが初めて一子さんのライブを聴き、衝撃を受けて、その日のうちに自分の曲のアレンジを頼んでからのおつきあい。
ちょうどその頃、浩子さんはレコード会社の「売れる曲を書いて」というプレッシャーから曲が書けなくなっていたのだけれど…
アレンジを頼む時に渡した、「自信がないけれど、自分自身は良いと思っている曲」のデモテープを、一子さんは心から褒めてくれて。「お世辞とかじゃなくて、デモテープ聞いて美しくてびっくりしたの。ソファからずり落ちちゃったくらい。ただその事実を伝えただけだよ」と一子さん。

それがきっかけで浩子さんは自信を取り戻して、いまの谷山浩子ワールドが生まれたのだそうです。
一緒に作ったアルバム(『時の少女』『たんぽぽサラダ』)から、Aプロではいろいろな曲を演奏してくれたのですが、一子さん伴奏はゴージャスで力強く、時に優しくて。

『放課後』の透明感。『シーガル』の美しいハーモニー。『ガラスの仔馬』の軽快さ。
浩子さんの水彩画のようなほんわかした演奏も好きなのですが、細部までくっきり浮かび上がらせる一子さんのピアノは、また全然違う世界を見せてくれました。

ピアノってすごい。
同じコードでも一音挟んだり、一音増やしたりするだけで、まるで雰囲気が変わってしまいます。
一緒にアルバムを作っただけに、お互いの表現の仕方もよく分かっていて、その相性が奇跡のような音を生み出していたのだとも思います。
今日2日目は、意識をしっかり持ち、音を心に刻みました。
いやはや…ほんとに、すごい経験をしました。

ゲストの数 x 数百曲分の驚きと発見がライブの度に。
これだから、浩子さんファンは止められません!

<セットリスト>
1.旅立ちの歌
2.パラソル天動説
3.さよならDINO
4.空からマリカが
5.きつね
6.白雪姫と七人のダイジョーブ
〜橋本一子さん登場〜
7.Planet
8.すこしときどき
9.街
10.ポンピイ・クラウンの片想い
11.ガラスの仔馬
12.パセリパセリ
13.SEAGULL
14.放課後
15.タイタニア恋をしよう
16.地上の星座

(アンコール)
17.秘密の花園







【橋本一子さんが関わった、浩子さんのアルバム】
時の少女 (紙ジャケット仕様)
谷山浩子
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
2011-07-20



たんぽぽサラダ (紙ジャケット仕様)
谷山浩子
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
2011-07-20



フィンランドはどこですか?
Ub-X
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
2007-11-07


このアルバムの中の、「タイタニア恋をしよう」「放課後」のアレンジが一子さん。
【谷山浩子のフィンランドはどこですか?はどこですか?(橋本一子のnajanaja生活)】(2007.11.15)

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今月出たアルバム。
各プログラムで2曲ずつ、聴くことが出来ました。
Aプロでは「きつね」「白雪姫と七人のダイジョーブ」がこのアルバムに収録された新曲。

月に聞いた11の物語
谷山浩子
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
2017-09-13




akikoyanagawa at 22:30 │Comments(0)

谷山浩子 | 音楽

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