Bills 七里ヶ浜に行ってきた!睫毛ホットカーラー

2010年11月17日

劇団四季『Sleuth』

劇団四季の『スルース』を観て来ました。
ミュージカルではなく、役者2人のみによる、台詞のみのお芝居です。




探偵小説家、アンドリュー・ワイクの家を、1人の青年が訪れる。
ミロ・ティンドル。ミロは、アンドリューの妻と結婚したい、その許可が欲しい、離婚してくれと口火を切る。

アンドリューは意外にも、そのことに反対はしない。
しかし当の妻は浪費家、旅行社経営のミロでは満足させられないだろう。
アンドリューは、そんな妻が、後々自分のもとへ再び戻って来るのでは困ると言い、ミロにある計画を持ちかける。
「高額な保険をかけた、90万ポンドの首飾りを盗め。」
ミロはそれを売りさばき資金を得、アンドリューは保険金を受け取れば良い。その金で、ミロも妻との生活をはじめられるだろうと。

半信半疑ながらも、結局その計画に乗るミロ。
しかしあっという間に、二人の間の共犯関係は一転、その計画は命をかけた危険なゲームとなる。
いったい何が起きようととしているのか?そして勝つのはだれ?


2005年の公演時にはじめて観て、今回が二度目。

なんども2人の本意・立場がひっくり返り、一体本当は何を考えているんだろう?!とはらはらさせられる芝居です。

一度見た筈なのに、二幕の展開はすっかり忘れていました。
そのお陰で、初見のようにはらはらを堪能できましたが…。

=====

アンソニー・シェーファーのこの作品は、1970年ニューヨークとロンドンで初演、1971年にトニー賞を受賞しました。

過去に二度、映画化もされていて、1973年版では小説家アンドリューを、ローレンス・オリビエ、ミロをマイケル・ケインが演じました。
2007年版ではそのマイケル・ケインが、年を経て今度はアンドリューをを演じている、というのも面白いです。

1973年版


2007年版


セットも2007年版は随分…斬新な感じに。
あまりに斬新なので、いや…こんな家は住みたくないだろー!と突っ込みながら観ましたが、カメラの動きや演出はなかなか良かったです。

1973年版も今日届いたので、見てみようと思います。

Sleuth [DVD] [Import]Sleuth [DVD] [Import]
出演:Laurence Olivier
Anchor Bay(2002-07-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


スルース 【探偵】 [DVD]スルース 【探偵】 [DVD]
出演:マイケル・ケイン
Happinet(SB)(D)(2008-09-26)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


akikoyanagawa at 23:46 │Comments(2)TrackBack(0)

劇団四季 | 映画

トラックバックURL

Facebookアカウントでコメントを書く

この記事へのコメント

1. Posted by Duke   2010年11月17日 23:48
ふむふむ…

…って、よく読んだら、アンソニー・シェーファーじゃん!!!

アンソニー・シェーファーと言えば、『アマデウス』の脚本を担当したピーター・シェーファーの双子の兄じゃん!lllll( ̄∀ ̄;)lllll

兄弟して優秀だねぇ〜〜 (´Д`;)
2. Posted by yana   2010年11月18日 11:14
>『アマデウス』の脚本を担当したピーター・シェーファー
そうそう、そうなんですよ。
私も舞台後のイベントで聞いてびっくりした。
『オリエント急行殺人事件』 も彼の作品なんですね。

ピーター氏は『エクウス』とか『ブラックコメディ』の作者でもあるんですね…はじめて知りました。双方とも四季のレパートリーでした結構前から…。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Bills 七里ヶ浜に行ってきた!睫毛ホットカーラー