2008年09月18日
谷山浩子x山口とも
月曜日は、ゲストにROLLYさんを呼んでのプログラム、今日はちょっとディープな「オールリクエスト」というプログラムです。その名のとおり、はじめと終わりの2曲以外、全部が観客からのリクエスト(谷山さん持ち歌限定)で進みます。
チケット半券のくじや、じゃんけん、クイズでリクエスト権がもらえて、その都度谷山さんがその人にインタビューする格好でリクエスト曲を聞いて、2?3曲ずつをまとめて演奏します。
で、今日のゲストは、打楽器奏者(日本廃品打楽器協会会長)の山口ともさん。
私はNHK教育でUAと一緒に出ていらした「ドレミノテレビ」で何となく拝見したことがありました。
ドラムスなど見たことのある打楽器プラス、子供用の傘や使い古されたパイプ、丸いアルミ缶を繋げてつくったオリジナル打楽器などを並べて、リズムを取るだけではなく「雨の音」など、ちょっとした効果音も織り交ぜて、谷山ワールドを面白く演出していました。
チケット半券のくじや、じゃんけん、クイズでリクエスト権がもらえて、その都度谷山さんがその人にインタビューする格好でリクエスト曲を聞いて、2?3曲ずつをまとめて演奏します。
で、今日のゲストは、打楽器奏者(日本廃品打楽器協会会長)の山口ともさん。
私はNHK教育でUAと一緒に出ていらした「ドレミノテレビ」で何となく拝見したことがありました。
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ドラムスなど見たことのある打楽器プラス、子供用の傘や使い古されたパイプ、丸いアルミ缶を繋げてつくったオリジナル打楽器などを並べて、リズムを取るだけではなく「雨の音」など、ちょっとした効果音も織り交ぜて、谷山ワールドを面白く演出していました。
:::::::: d e t a i l ::::::::
彼は3年前から谷山さんコンサートに出演するようになった人。
プロだから、もちろん彼女のいろいろな曲をインプットして来てはいるはずですが、35年谷山さんが作り続けて来た何百という曲を全部、カバーすることはなかなか難しい。
さらにオールリクエストで観客がリクエストする曲は、だいたい“いつもコンサートでは演奏してもらえない”ようなマイナーな曲が大半なので、ともさんは大半がアドリブで、はじめて聴いた曲にリズムを当てる格好になります。
浩子さんすら「えーと…弾けるかな。。。こんな曲でしたっけ?」とそろそろ探る曲に、もっと様子が分からない状態で飛び込むなんて、素人が考えるととんでもないと思うのですが、…これがちゃんとした曲、そしていつもとはちょっと違う形になって、私たちを驚かせてくれるのです。
説明は大抵、谷山さんの、「明るい曲で、んー、小川に魚が泳いでいます。春で、あ、4拍子。きらきらした感じ」というようなものしかありません。
1番でアドリブをいれつつだいたいの曲の流れを拾って、2番あたりで本格的にリズムを当ててゆく。
2番になって流れや曲の雰囲気が、ともさんの中に「入った」瞬間がはっきりと見えたりして、すごく面白かった。
以前斎藤ネコさんが、このオールリクエストにゲストで出られたときにも、おなじように音をあてていました。コード進行や、谷山さんの音の盛り上げ方、テンポを逐一感じながら、慣れ親しんだ楽器を的確に当てはめて行く、あの緊張感。どきどきして、乗り出して聞いてしまいました。ものすごかった。
最後に「七角錐の少女」という、7分かかる大きな曲がリクエストされたのですが、それが本日の再骨頂。
「はじめは静かで、だんだん盛り上がって行く」曲で、「そうそう、途中7拍子のところがあるんですが、その後、4拍子に変わるところでドラムがどーんと入るとすんごく格好いい、デス(けど、ゼイタクは言いません)。」と言う、これまたゆるい説明の後に演奏を始めたのですが、ともさんははじめて聞いた曲に、まさにそのタイミングで、ばっちり大迫力のドラムスを入れて(フィルインして)いました。
私はCDで何度も聞いて知っていたまさにそのタイミングだったので、フィルインした瞬間、鳥肌がざーっと立ちました。
そこで谷山さんとシンセサイザーの石井AQさん、ともさんの歯車ががっちりとはまり、その後の盛り上がって行く部分、最後ふっと終わる瞬間まで、音楽がまるで生き物のようになって会場を鷲づかみにしていた感じ。観客である私たちすら、その中にいたのかも。楽しく、不思議にパワーをもらった2時間半でした。
いやこれは…また経験したいな。次もぜひ行こう、と、毎度思うことを今回も思い、妹と感想を交換しながら会場を後にしました。
→→【スタッフさん日記】に、写真も載っています。
→→浩子さんの公式ページには、アンケートも載っています。
彼は3年前から谷山さんコンサートに出演するようになった人。
プロだから、もちろん彼女のいろいろな曲をインプットして来てはいるはずですが、35年谷山さんが作り続けて来た何百という曲を全部、カバーすることはなかなか難しい。
さらにオールリクエストで観客がリクエストする曲は、だいたい“いつもコンサートでは演奏してもらえない”ようなマイナーな曲が大半なので、ともさんは大半がアドリブで、はじめて聴いた曲にリズムを当てる格好になります。
浩子さんすら「えーと…弾けるかな。。。こんな曲でしたっけ?」とそろそろ探る曲に、もっと様子が分からない状態で飛び込むなんて、素人が考えるととんでもないと思うのですが、…これがちゃんとした曲、そしていつもとはちょっと違う形になって、私たちを驚かせてくれるのです。
説明は大抵、谷山さんの、「明るい曲で、んー、小川に魚が泳いでいます。春で、あ、4拍子。きらきらした感じ」というようなものしかありません。
![]() | ちなみに、その曲はこれでした。 小さな魚 (iTune Store) |
1番でアドリブをいれつつだいたいの曲の流れを拾って、2番あたりで本格的にリズムを当ててゆく。
2番になって流れや曲の雰囲気が、ともさんの中に「入った」瞬間がはっきりと見えたりして、すごく面白かった。
以前斎藤ネコさんが、このオールリクエストにゲストで出られたときにも、おなじように音をあてていました。コード進行や、谷山さんの音の盛り上げ方、テンポを逐一感じながら、慣れ親しんだ楽器を的確に当てはめて行く、あの緊張感。どきどきして、乗り出して聞いてしまいました。ものすごかった。
最後に「七角錐の少女」という、7分かかる大きな曲がリクエストされたのですが、それが本日の再骨頂。
![]() | 七角錐の少女 (iTune store) |
「はじめは静かで、だんだん盛り上がって行く」曲で、「そうそう、途中7拍子のところがあるんですが、その後、4拍子に変わるところでドラムがどーんと入るとすんごく格好いい、デス(けど、ゼイタクは言いません)。」と言う、これまたゆるい説明の後に演奏を始めたのですが、ともさんははじめて聞いた曲に、まさにそのタイミングで、ばっちり大迫力のドラムスを入れて(フィルインして)いました。
私はCDで何度も聞いて知っていたまさにそのタイミングだったので、フィルインした瞬間、鳥肌がざーっと立ちました。
そこで谷山さんとシンセサイザーの石井AQさん、ともさんの歯車ががっちりとはまり、その後の盛り上がって行く部分、最後ふっと終わる瞬間まで、音楽がまるで生き物のようになって会場を鷲づかみにしていた感じ。観客である私たちすら、その中にいたのかも。楽しく、不思議にパワーをもらった2時間半でした。
いやこれは…また経験したいな。次もぜひ行こう、と、毎度思うことを今回も思い、妹と感想を交換しながら会場を後にしました。
→→【スタッフさん日記】に、写真も載っています。
→→浩子さんの公式ページには、アンケートも載っています。
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1. 谷山浩子xROLLY [ yana'sつれづれ ] 2008年10月05日 22:36
谷山浩子コンサート、Bプログラムに行ってきました。毎年秋のコンサートでは、A?Dまで四種類が用意されていて、それぞれ1人ずつゲストを呼んで、違うプログラムで構成が成されています。今年のBプロはROLLYさん。元すかんちのヴォーカルのローリー寺西さんです。彼のパフ...