2019年07月27日
(7/31まで!)謎は〈館〉で待っている――綾辻行人の世界展
光文社1階のミステリー文学資料館へ。
綾辻行人の世界展を覗いてきました。
池袋のお隣駅・要町から徒歩10分ほど。
→【ミステリー文学資料館】

言わずとしれた、本格ミステリー作品の火付け役になった作家さん。
大学一年生のときに、「十角館の殺人」を手に取り、閉鎖的かつクール、悲壮感漂う空間の、ひやりとした手触りに夢中になりました。パズルを解くような頭の使い方も、新鮮で楽しかった。以来すべての作品を読んでいます。
特に好きなのは「霧超邸殺人事件」と「時計館の殺人」かな。
実は、谷山浩子さんと「時計館の殺人」のアルバムも手がけられていたり、ご本人も谷山さんコンサートで歌っていることを後から知って、ガチ谷山浩子ファンの私が、彼の世界観のファンになるのは必然だよなあ、と妙に納得したのを覚えています。
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館内には、ミステリーに関する書籍や雑誌がみっちり並んだ書架がずらり!
年季を感じるものや、すっかり読み込まれたものが、シリーズごとにきれいに並べられています。
こんなにもたくさんあるのか、とその量に圧倒されました。
入口近くのスペースを仕切って、綾辻行人氏の代表作・館シリーズの第一作「十角館の殺人」表紙絵原画や、
綾辻行人の世界展を覗いてきました。
池袋のお隣駅・要町から徒歩10分ほど。
→【ミステリー文学資料館】

言わずとしれた、本格ミステリー作品の火付け役になった作家さん。
大学一年生のときに、「十角館の殺人」を手に取り、閉鎖的かつクール、悲壮感漂う空間の、ひやりとした手触りに夢中になりました。パズルを解くような頭の使い方も、新鮮で楽しかった。以来すべての作品を読んでいます。
特に好きなのは「霧超邸殺人事件」と「時計館の殺人」かな。
実は、谷山浩子さんと「時計館の殺人」のアルバムも手がけられていたり、ご本人も谷山さんコンサートで歌っていることを後から知って、ガチ谷山浩子ファンの私が、彼の世界観のファンになるのは必然だよなあ、と妙に納得したのを覚えています。
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館内には、ミステリーに関する書籍や雑誌がみっちり並んだ書架がずらり!
年季を感じるものや、すっかり読み込まれたものが、シリーズごとにきれいに並べられています。
こんなにもたくさんあるのか、とその量に圧倒されました。
入口近くのスペースを仕切って、綾辻行人氏の代表作・館シリーズの第一作「十角館の殺人」表紙絵原画や、
「霧超邸殺人事件」の見取り図(妻・小野不由美(『十二国記』作者)さんが描いてらしたとは!)。
有栖川有栖さん、我孫子武丸さんたちとのプライベート写真や、手書きの元原稿、佐々木倫子との共作『月館の殺人』マル秘設定メモ、
そして小野不由美さんからプレゼントされて、ずっと使って原稿を書いていたという万年筆も。
さらに、作品に関するグッズや関連商品など。
プレステのゲーム「YAKATA」も、ちゃんと並んでいて嬉しかった。館シリーズが好きすぎて、これ珍しく私は自力で(妹を無理やり巻き込んで一緒に考えさせた気はしますが)クリアしたのです。だいぶ作品とは違う設定でしたが、今思うと結構楽しかったなあ。
最近のヒット作『ANOTHER』はアニメ化もされたので、たくさんグッズがあるんですねえ。
Anotherはコミック版も良かった。
コミック版で言うと、「緋色の囁き」を漫画化した、児嶋 都さんのお写真もありました。
小説はこちら。
広くはない展示スペースでしたが、隅から隅までじっくり見て、満足。改めて、この人の作品好きなんだよなあ、と再確認しました。
そして、「十角館の殺人」はこれから、漫画連載がはじまるのだそう!
これはまた楽しみです。
『十角館の殺人』コミックリメイク(by清原紘)の連載開始予告が載っている『アフタヌーン』が届く。そうか。『青野くんに触りたいから死にたい』もこれに連載中なのねえ。
— 綾辻行人 (@ayatsujiyukito) July 27, 2019
西本英雄さんが『もう、しませんから。』で描いてくださった綾辻は往年の手塚治虫先生っぽい。最近よく云われます^^; pic.twitter.com/aInENTAJjI
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綾辻さんがデビューしたての頃、読んだ本に感激して作者に送ったお手紙、というのも展示されていました。
その作品とは、高木彬光著「仮面よ、さらば」。
「日本にもこんな本格ミステリがあるのか!と驚きました」と、熱く書き綴られた文面。
高木彬光さん、調べたらすごい量の作品を遺されているようですが、読んでみようかな…。
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来館者が多く駆けつけていて、静かながらも不思議な熱気に包まれた室内。
しかしこの資料館、今月いっぱいで閉館だそうなので、気になる方はお急ぎを。