舞台

2017年11月13日

『One Man, Two Guvnors(一人の男と二人の主人)』National Theatre Live

『One Man, Two Guvnors』(一人の男と二人の主人)、2011年イギリス公演の映像観てきました。
イタリアの1743年コメディ作品を、イギリス公演用に設定を換えたバージョン。



Bloody 'hellをこんなに聴く演目久しぶり。コックニーな発音もたくさん出てきて懐かしかった。
(『Me and My Girl』で一時期よく聞いていました。)

カープールカラオケで有名な、ジェームス・コーデン主演で、彼はこの役でトニー賞も取っています。
最初から最後まで、どたばたのコメディ。

どのキャラも濃くて、その濃さを十二分に表現する俳優さんたちの力量にも感服です。見ているうちに段々と、みんなが愛らしく感じてきちゃうんだよなあ。

転換の度に、続きを読む

akikoyanagawa at 23:28|PermalinkComments(0)mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2017年10月18日

ロザリー・クレイグ『AS YOU LIKE IT(お気に召すまま)』National Theatre Live

AS YOU LIKE IT(お気に召すまま)、2016年オリヴィエシアター公演の録画を映画館で観てきました。
シェイクスピアらしい、恋愛“交通整理”コメディ。
Polly Findlayポリー・フィンドレーの演出。



イギリスの舞台ならではの、くすんだ薄闇色の表現と、俳優のくっきりした存在感の対比が美しかった。

アメリカの舞台では、この曖昧な色は出てこない印象、もっとぱきっとしたクリアな色になります。そちらの良さももちろんあるのですが、シェイクスピアには、イギリス舞台のこのぼんやりした色がとても合う気がします。

こないだ観た、カンバーバッチのハムレット同様、続きを読む

akikoyanagawa at 20:20|PermalinkComments(0)mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2012年08月05日

『紙屋悦子の青春』@スタジオAR

はやびと第5回公演『紙屋悦子の青春』を観てきました。

紙屋悦子


終戦直前の鹿児島の小さな一家が舞台。
既に両親は亡くなり、悦子と兄夫婦の暮らし。
最前線の描写はなく、ふつうの女性の生活のようすが、のんびりした言葉で展開していきます。彼女に起きる変化は唯一、縁談が持ち込まれお見合いをすることになる、ということ。

背後に見え隠れする、あの時代の正論や義務感、圧迫感、閉塞感。
どれだけたくさんの人が、物理的な力と目に見えない圧力によって、心を壊され人生を台無しにさせられたのか。
幸い今の私のまわりにそういう鬱屈した空気はないけれど、今このときでも、実際そういう境遇に生きている人がいるということを考え、いたたまれなくなりました。

小さいセット、少ない人数ながら、とてもしっかりした演技をする役者さんばかり。
大きい舞台での芝居を観ることが多いのですが、こういった小さくも良質なものを観ると、舞台や役者さんには本当にいろんなタイプがあることにはっとします。

堀佳弥さん演じる主人公“悦子”の、芯が強くひたむきな姿や、キムラかなさん演じる、明るくおしゃべりな、それでも周りのひとの幸せをつよく願っている“ふさ”のセリフのひとつひとつが、じっと心に残っています。
あと、明石さん(稲葉能敬さん)と、永与さん(岩澤亮司)の掛け合いがとても楽しかった。セリフではない間合いだけで、お客さんがくすくす笑ってしまうことがしょっちゅうでした。

終戦記念日が近いこの日に、いい芝居と、改めて戦争の中にあった人達のことを考えるチャンスを与えて貰い、感謝。

作:松田正隆
演出:阿部伸勝 

悦子:堀佳弥
ふさ:キムラかな
安忠:山村賢
永与:岩澤亮司
明石:稲葉能敬
夫:阿部伸勝
妻:玉木文子

映画も観てみようかなあ。
どんなふうだろう。

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akikoyanagawa at 20:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote