生配信

2020年07月12日

三谷幸喜作品、配信で初観劇!『大地』

きのう、三谷幸喜さんの『大地』、PARCO劇場公演のライブ配信を観まして、これは出会えてよかった舞台だなあ、ととても満足。
彼の作品は一度観てみたかったものの、今まで人気でチケットは買いづらかったし、正直「大ファンな方々が集まっていて、観たことのない私が行っても居心地が悪いかも…?」と躊躇していたところもあったので、配信での観劇というシチュエーションは、初めて観る私にとってはちょうど良かった。

eplusのストリーミングでチケットを買って観ましたよ。




大泉洋さんと山本耕史さんの好演、竜星涼さんの見た目と内面のギャップの面白さ。
そして、環境が許さない中で「俳優はどう有り続けるべきか」を、どたばたな笑いの中で無理なくメッセージとして打ち出していて。
そして、「ショーを上演する」のではなく、「舞台作品を生み出す」ということに正面から向き合っていることが感じられて、だから彼の作品は人気なんだな…と、すぐに理解しました。

今の時期にこの芝居を観られてよかった。
劇場に出向いて観ることが自然になったら、ぜひ足を運んでみたいと思います。



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ここからは、この演目の「ライブ配信」という形態の話。
作品自体にはとても満足したのですが、はたしてこれがライブ配信である必要があったのかな、という点は、疑問に思いました。

正直、ライブ感は感じられなかったのです。
DVDやテレビ放送で流れるビデオと言われても、違和感を感じないなあって。

カメラワークもストレス無く、むしろ逆に技術的な質が高いからこそ、録画を観ているような感じがして、「これは今まさに行われている公演」という証拠はなかなか見つけられなかった。

ちょっとしたセリフのトチリや、うっかり笑いを必死に我慢している俳優さんの様子を見て初めて、あっそうだ、これライブ配信なんだった!と、時々思い出していました。

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対して最近観た、
Zoomを使った双方向演劇『ミルキィポール殺人事件』や、
TOKYO JAZZ FESの2日間配信(演奏は録画だけれど、スタジオで生でMC2人が繋いでいた)、
いつも観ているゲーム実況のライブ配信、
アルカラさんのスタジオ生配信ライブはその逆で、

カメラワークにミスがあったり、やりとりでもたもたしたりというのがあって、これがDVDなどで売られていたら「えー?」と疑問に感じるのだけれど、続きを読む

akikoyanagawa at 22:30|PermalinkComments(0)