ブラナー

2016年11月06日

「冬物語」ケネス・ブラナー x ジュディ・デンチ

ロンドンのギャリック劇場公演の中継動画を、映画館で観てきました。
161106movie




今日観たのは、シェークスピアの作品「冬物語(The Winter's Tale)」。休憩もあって、上演時間は3時間ほどでした。
台詞回しや衣装、セットを、古典過ぎない風にアレンジしてあったので、普遍的なストーリーとしてすっと入っていくことが出来ました。

一番最近の「007」でMを演じていた、ジュディ・デンチに惹かれたのが足を運んだきっかけだったのですが、


彼女はもちろん、出演の俳優さんたちの存在感たるや、半端なかったです。


台詞一つ一つでこんなにも心が動かされるのか…と、最初から最後まであっけにとられっぱなし。
ストーリー自体は複雑なものではないのですが、緻密に描かれた人の心の動きや、時代が経った今でも想像が難しくないシチュエーション、時として起こる不思議な偶然が、怒りや悲しみ、おかしさとともに描かれています。

不安と嫉妬から、妻の不貞を勝手に想像し、盲信してしまうシシリア王(ケネス・ブラナー)は、続きを読む

akikoyanagawa at 21:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)