映画

2017年10月18日

ロザリー・クレイグ『AS YOU LIKE IT(お気に召すまま)』National Theatre Live

AS YOU LIKE IT(お気に召すまま)、2016年オリヴィエシアター公演の録画を映画館で観てきました。
シェイクスピアらしい、恋愛“交通整理”コメディ。
Polly Findlayポリー・フィンドレーの演出。



イギリスの舞台ならではの、くすんだ薄闇色の表現と、俳優のくっきりした存在感の対比が美しかった。

アメリカの舞台では、この曖昧な色は出てこない印象、もっとぱきっとしたクリアな色になります。そちらの良さももちろんあるのですが、シェイクスピアには、イギリス舞台のこのぼんやりした色がとても合う気がします。

こないだ観た、カンバーバッチのハムレット同様、続きを読む

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2017年09月22日

NTLive『No Man’s Land』(誰もいない国)

『No Man’s Land』(日本公開時タイトル:『誰もいない国』)の舞台映像、観てきました。
National Theatre Live。ライブビューイングの映像を収録したものです。
【National Theatre Live:No Man's Land】

2016年12月15日、ウィンダムズ劇場での公演です。





イアン・マッケランとパトリック・スチュワートがフィーチャーされた舞台。
初演は1975年、ハロルド・ピンターの作品です。

大きな事件が起きるわけでもないのに、続きを読む

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2017年08月03日

カンバーバッチ版『ハムレット』

ベネディクト・カンバーバッチ版『ハムレット』、2015年公演時に録画された映像作品を観てきました。
NT Liveのアンコール上映でようやく!池袋のシネリーブルにて。

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BBCドラマ『シャーロック』で人気を博す彼のハムレットとのことで、チケット10万枚が予約当日に売り切れたという舞台です。

ストーリーはもちろんシェイクスピアのハムレット。
ただ、衣装がスニーカーにTシャツだったり、舞台床に土を敷き詰めたりと、古典作品の枠組みにとらわれない、斬新な演出が賛否両論話題になったそうです。
台詞も所々フランクなトーンを混ぜ込みながら、聞きやすいようリズムを整えています。
こんなにも続きを読む

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2017年03月11日

『LA LA LAND』感想(残念多め)

映画『LA LA LAND』観に行ってきました!

前評判が良かったので、勢い込んで出向いたのですが…
結論から言うと、「いい部分がたくさんあるのに、決定的なところが納得行かず、残念な映画」と感じました。

直接的なネタバレは含みませんが、話が読めてしまう可能性はあります。

また、とてもこの作品が気に入った!という方は、不快に感じるかもしれないこと、先にお伝えしておきます。

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※ ※ ※ ※ ※




まず良かったな、と思った点から。


・曲、とてもいい。
舞台発ではなく、映画発でこれだけのナンバーが揃うのは凄いと思う。
最初のナンバー、"Another Day of Sun"良かったな。

このナンバーについて、iPhoneのカメラでカメラ割りしたという映像がありました。
すごいなあああ!



・LAの埃っぽく乾燥した雰囲気そのものが味わえる。
何度か訪れたことがあった場所だったのですが、じりじり太陽が刺すような夏の暑さや倦怠感、ざらっとした空気感まで伝わってきて、懐かしさを体に感じました。


…が、続きを読む

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2016年11月15日

映画館で『War Horse』NTLive

パペットの馬たちの、心までが見える舞台。
War Horseを観てきました。ようやく!

warhorse扉


先日、ブラナーシアターの舞台中継を映画館で観た話を仕事場でしたら、こちらナショナル・シアターのも勧められ、調べてみると終わりが近いので慌てて行ってきました。

舞台自体は来日公演が数年前に来ていたのですが、なんとなく逃してしまっていました。とはいえ、この作品を観た人みんなが勧めるので、気になってはいたのです。
第一次世界大戦に巻き込まれる、ベルギーの農村に育った少年と、そこへひょんな事でやってきた、サラブレッドと農耕馬のハーフ、ジョーイ。
実寸大のパペットを、3人で操って馬に命を吹き込みます。動きはもちろん、嗎や表情までも、徹底的に表現されていて、彼らが何を考えているのかまで伝わってきます。
これは、話題にならないわけがない作品と納得。
ジョーイは戦地へ騎兵として出向き、戦況によって様々な状況に置かれます。
原作は「馬が語る」という形をとっていて、それは作者に言わせると「第三者的な視点」が、語り部として必要だと考えたから(幕間に作者が登場してインタビューを受けるというコーナーも挟まっていました。オトク。)。
ジョーイをその時その時でケアする人間は、ベルギー、ドイツ、フランスといろいろな国の人たち。それぞれに家族や生活があり、本心では望んでいない戦争だということが語られています。



初演はイギリスですが、ドイツなど、実際作品に敵国という立場で登場する国でも上演があり、静かに歴史を振り返るきっかけになっているようです。
プロジェクションマッピングなども駆使した演出で、とても印象的な作品でした。逃さなくて良かったです。
でもこれ、実際に舞台で観るのは辛そうだなあ。淡々としているぶん、大きな流れに巻き込まれる無力感に呆然としてしまいそう…

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2015年02月23日

Lady GAGA歌う『サウンド・オブ・ミュージック』

『サウンド・オブ・ミュージック』50週年を記念して、2015年アカデミー賞授賞式でLady GAGAが歌った『サウンド・オブ・ミュージック』メドレー!
アメリカのメディアで次々流されていて知りました。ショー全部を、ビデオで見れますね。

こんな歌い方もできるんだこの人!驚愕!
しかも、あのJulie Andrewsの目の前でとか!
メドレーに登場したのは、『The Sound of Music』『My Favorite Things』『エーデルワイス』『Climb Ev'ry Mountain』。
このあいだのJAZZアルバムもそうだけれど、いろんな可能性に挑戦していて、この人ほんとすごい。この話を持ってくる・あるいは売り込む周りの人の柔らかさにも驚きます。

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2013年02月25日

映画『ゼロ・ダーク・サーティー』

観てきました。『ゼロ・ダーク・サーティー』。既に各国で波紋をよんでいるという作品。

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ビンラディン殺害に大きく係わったとされる、実在の女性の10年。
映画にするためにかなりの部分をフィクションで構成しているとは思いますが…。
とても冷静な作品。観て良かったです。

結果ビンラディン殺害へと道を作る主人公マヤ。
姿勢や物言いには殆ど賛同できないし、映画内で描かれるアメリカという国が、私怨や沽券の維持としか思えない理由で動いていることにも、釈然としない感情をおぼえます。

ただ、続きを読む

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2013年01月04日

映画『レ・ミゼラブル』

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年始に、映画『レ・ミゼラブル』を観てきました。

舞台版は、1990年頃、高校生で初めて観て、その後数回観ています。全て日本での公演、帝国劇場。
あとは、10周年記念コンサート(鹿賀丈史さんが最後ゲストで日本のジャン・バルジャン役代表として登場)のDVDも好きです。
セリフを覚えるほど…ではないのですが、好きなナンバーは諳んじています。

というのが、私のだいたいの『レ・ミゼラブル』知識。
熱心なファンとは言いがたいけれど、好きなナンバーやシーンも多く、「壮大な作品だなあ」と感じています。
予告編を観て、おおさすがに、バリケードのシーンとか、One Day Moreとか迫力ありそうだなあ!と楽しみにていました。

だったのですが。
観終わってからの感想としては、「残念…!」でした。

でも、今回映画を観て良かったな、と思った点もありました。まずはそこから。

“ジャン・バルジャン”という人の気持ちの揺れや、生き方がくっきりと見え、ああ、こういう人だったのか、だからあのときこういう行動をしたのか、と、彼の行動への共感や興味が高くなったこと。
舞台で把握している時には、なによりもやっぱり演出の華やかなシーンや、美しいナンバーの印象が強くて、ジャン・バルジャンという人が中心にいることはわかっていても、どうにもそちらに視線が向きにくかったのです。
ジャン・バルジャンを演じたヒュー・ジャックマンもとても合っていたし、表現も豊かで好感を持ちました。2004年のトニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞した、ブロードウェイの舞台『ザ・ボーイ・フロム・オズ』、名前だけは聞いていたけれど、これも観てみたいな…と思いました。

もう一人、観る前から評判を聞いていた、エポニーヌを演じたサマンサ・パークス。
彼女の表情もとても素敵でした。気の強そうな表情、それでいて夜中の石畳の道に佇むぽつんとした姿の頼りなさ。
彼女は25周年コンサートでもエポニーヌを演じていたのですね。ううむさすが。いつか、舞台に立つ姿を観てみたいです。

また、今回映画になったことで、キャメロン・マッキントッシュ『レ・ミゼラブル』の美しいナンバーの数々が、たくさんの人の知るところになったことは、嬉しいな〜と感じています。

さて、以下は残念だったところ。続きを読む

akikoyanagawa at 22:30|PermalinkComments(0)TrackBack(1)mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote