2018株主優待:フェリシモ旧・博物館動物園駅、覗いてきました

2018年11月20日

オーケストラに寄り添うピアノ〜ラン・ラン

フランツ・ウェルザー=メスト指揮の、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ピアノにラン・ラン(郎朗)、ヴァイオリンにフォルクハルト・シュトイデ、チェロにペーテル・ソモダリを招いて。
聴いてきました。サントリーホール。

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彼を知ったのは、ずいぶん前のROLEXのCM。
その後時々思い出してはYoutubeなどでビデオを見たり、音源を聞いたり。クラシックの場での演奏に留まらず、いろんなジャンルにも挑戦している様子が面白いなあとずっと気になっていたのです。

このアルバム最近のお気に入り。ニューヨークにまつわる曲のコラボアルバム"New York Rapsody"。


アルバムのトレイラー。いろーんな人たちが登場します。


NEW YORK RHAPSODY
LANG LANG
SONYC
2016-09-16



去年、国際フォーラムでのコンサートが予定されていて、チケットも買っていたのですが、ラン・ラン氏の調子が悪く中止に。
そして今年、コンサートがあると知って。もうこうなったらとにかく、一度彼のピアノを聴いてみたくて、頑張ってチケットを取りました。

私はロクにクラシックも聞かないし、ピアノも少しかじった程度で、詳しいことは全然わからず、感想もどう言葉にするのが難しいのですが…
彼のピアノはぴたりとオーケストラに寄り添うなあ、というのが、まず感じたことでした。
ちゃんとピアノの音は聞こえるのだけれど、目立ちすぎず、ソロで鳴らすときにはオーケストラの音の中から、ふわりと浮き出てきます。

そして、時々訪れるすべての楽器が音を出さない一瞬の間、その無音にそっと踏み出すLang Langの音の軽やかさ。心が果てしなく静かになるあの感じ、はじめて体験しました。

クラシックのステージにも立っていた友人が、羨ましい!とひたすら言っていた、指揮のフランツ・ウェルザー=メスト氏。
身軽にステージに出てきて、ステップを踏みながらかろやかに指揮をしていました。曲終わりの、両手を横いっぱいに広げたポーズが見ていて楽しい。
メリハリのある演奏で、ソロパートの静かな美しさと、楽器全部で鳴らす元気な音量のコントラストがはっきり。歯切れの良い印象でした。

私が見かけただけでも、結構な人数の「テレビで見たことある人」が来場していて、たぶん目玉の公演だったのだろうな。
お客さんは年配の方が大半。そのためか、配られるチラシの量が…恐ろしいことに…。紙が一番情報を伝えやすい客層なのだろうなあ。

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クラシックのコンサートにはなかなか行っていなかったのですが、またとっかかりが見つけられそうな公演に行ってみたいです。
一流の演奏家たちが紡ぎ出す音は、頭の新しい領域をを広げてくれる。体も脳も、もっと自由になれそう気がします。

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<2018年11月20日 サントリーホール プログラムA>
モーツァルト『魔笛』K.620序曲

その後Lang Langが入ってのモーツァルトのピアノ協奏曲24番ハ短調K.491。
Lang Langのアンコールは、シューマン『ダヴィット同盟舞曲集』作品6より抜粋。

休憩を挟んで、
ブラームスの交響曲第二番ニ短調作品73。
アンコールはヨハン・シュトラウスII『南国の薔薇』作品388と、
エドゥアルト・シュトラウス ポルカ・シュネール『テープは切られた』作品45。

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でした!

モーツァルトのアルバムトレイラー。


THE MOZART ALBUM
LANG LANG
SONYC
2014-10-17



最近だと、ディズニー映画『くるみ割り人形』の録音でも登場。


2Chellosとのコラボも。


ミュージカル『Finding Neverland』の曲のMVもありますね。

akikoyanagawa at 23:06 │Comments(0)

音楽 

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