2018年10月23日
NTLive 『フォリーズ(Follies)』
映画館で舞台作品映像を観る「ナショナル・シアター・ライブ」NTLive。
今回は『フォリーズ』。
TOHOシネマズ日本橋での上映は、2018年10月25日(木)まで。
そのほかこの時期日本での上演情報は以下。
→【ナショナル・シアター・ライブ「フォリーズ」】
建て直されてしまうという劇場でさよならパーティ。そこに集まった、昔活躍したショーガールたち。
馴染みのある劇場を惜しみつつ、過去を懐かしく語り合ううちに、過去の良い思い出だけではなく、確執や後悔が垣間見えてきて…。
華やかさと、人生のビターな面を淡々と描く、ソンドハイムらしい作品でした。
最後の一瞬のシーン、無茶苦茶かっこよかったな…!
この作品、なかなか上演されない理由がよくわかりました。
「引退後、何十年も経ったショーガール」たちなので、主要キャストが全員壮年でありながらも、
今回は『フォリーズ』。
TOHOシネマズ日本橋での上映は、2018年10月25日(木)まで。
そのほかこの時期日本での上演情報は以下。
→【ナショナル・シアター・ライブ「フォリーズ」】
建て直されてしまうという劇場でさよならパーティ。そこに集まった、昔活躍したショーガールたち。
馴染みのある劇場を惜しみつつ、過去を懐かしく語り合ううちに、過去の良い思い出だけではなく、確執や後悔が垣間見えてきて…。
華やかさと、人生のビターな面を淡々と描く、ソンドハイムらしい作品でした。
最後の一瞬のシーン、無茶苦茶かっこよかったな…!
この作品、なかなか上演されない理由がよくわかりました。
「引退後、何十年も経ったショーガール」たちなので、主要キャストが全員壮年でありながらも、
過去輝かしく舞台を飾ったことを思わせる、魅力的な俳優さんたちでない成り立ちません。
ミュージカルであるため、もちろん、歌とダンスは必須。『Company』『Merrily We Roll along』 『Sunday in the Park with George』のスティーヴン・ソンドハイムの作詞作曲なのでまたこれが、一筋縄ではいかない曲ばかりです。でも耳残る不思議に美しいメロディなんだよなあ。
さらに、その俳優さんの後ろにぴたりと、過去若い頃を再現する若い俳優さんが付いて歩くので、彼らは雰囲気が似ていないといけない。
その条件が揃ったペアが、10人以上必要なのです。
ゴージャスなセットと衣装も必要。そりゃあ、上演するのにかなりのエネルギーが要るはずです。
評価が高かっというこの公演。
どの俳優さんも個性炸裂、立ち姿が素敵。一人で舞台に立ってもぴしりと引き締めていて、どのシーンも目が離せませんでした。
今と過去の「ショーガール」たちによるタップダンスのナンバーは圧巻…!これは生で見たら興奮するだろうなあ。映像内でもナンバーが終わるごとに大盛り上がりで、自然に一緒に拍手しそうになっちゃいました。
舞台作品を映画館で、という取り組みをしている、このナショナル・シアター・ライブ、すでに何作品か観てきていますが、「危なかった、観なかったら絶対後悔していた」と今回も。
毎回そう思うから、次もまた行こう、と通ってしまいます。
面白い作品、公演がまだまだたくさんあると思うと、わくわくします。
2017年、オリヴィエシアターの公演でした。Dominic Cooke演出。
俳優さんによるインタビュー。1人の役の「今現在・昔」を演じている俳優さんペアが並んでいますが、こうしてみると特に似ているわけではないのに、舞台に立つと「ああきっと確かに、若い頃はこの人こうだっただろうな」と自然と思わされてしまいます。さすが。
平日夜だけれど、かなりお客さんが入っていた印象。
同じように面白いと思って通っている人が増えているのを見るのは、嬉しいなあ。
◎NTLiveについて、2018年7月のシンポジウムではいろいろお話を聞きました。
→【海外舞台を映画館で!NTLive Japanの裏話】(2018.7.21)
◎同じソンドハイム作品、『Company』はだいぶ前ですが観たときの感想。
→【『COMPANY』@Cabrillo Music Theatre】
ミュージカルであるため、もちろん、歌とダンスは必須。『Company』『Merrily We Roll along』 『Sunday in the Park with George』のスティーヴン・ソンドハイムの作詞作曲なのでまたこれが、一筋縄ではいかない曲ばかりです。でも耳残る不思議に美しいメロディなんだよなあ。
さらに、その俳優さんの後ろにぴたりと、過去若い頃を再現する若い俳優さんが付いて歩くので、彼らは雰囲気が似ていないといけない。
その条件が揃ったペアが、10人以上必要なのです。
ゴージャスなセットと衣装も必要。そりゃあ、上演するのにかなりのエネルギーが要るはずです。
評価が高かっというこの公演。
どの俳優さんも個性炸裂、立ち姿が素敵。一人で舞台に立ってもぴしりと引き締めていて、どのシーンも目が離せませんでした。
今と過去の「ショーガール」たちによるタップダンスのナンバーは圧巻…!これは生で見たら興奮するだろうなあ。映像内でもナンバーが終わるごとに大盛り上がりで、自然に一緒に拍手しそうになっちゃいました。
舞台作品を映画館で、という取り組みをしている、このナショナル・シアター・ライブ、すでに何作品か観てきていますが、「危なかった、観なかったら絶対後悔していた」と今回も。
毎回そう思うから、次もまた行こう、と通ってしまいます。
面白い作品、公演がまだまだたくさんあると思うと、わくわくします。
2017年、オリヴィエシアターの公演でした。Dominic Cooke演出。
俳優さんによるインタビュー。1人の役の「今現在・昔」を演じている俳優さんペアが並んでいますが、こうしてみると特に似ているわけではないのに、舞台に立つと「ああきっと確かに、若い頃はこの人こうだっただろうな」と自然と思わされてしまいます。さすが。
平日夜だけれど、かなりお客さんが入っていた印象。
同じように面白いと思って通っている人が増えているのを見るのは、嬉しいなあ。
◎NTLiveについて、2018年7月のシンポジウムではいろいろお話を聞きました。
→【海外舞台を映画館で!NTLive Japanの裏話】(2018.7.21)
◎同じソンドハイム作品、『Company』はだいぶ前ですが観たときの感想。
→【『COMPANY』@Cabrillo Music Theatre】