ソメスサドルのレザートレーもろこしの“生”!

2018年07月08日

NTLive『アマデウス』

イギリスのナショナル・シアターでの舞台録画を、映画館で楽しめるNTLive。
【NTLiveラインナップ】
気になる作品をチェックして、時々観に行っています。

今回は、2017年2月2日オリヴィエ劇場で上演の『アマデウス』。
映画化もされた、1979年初演、ピーター・シェーファーの戯曲です。

作曲家モーツァルトの姿を、同じく作曲家であるサリエリの視点から描いています。
才能を持ち易易と開花させていく人間が身近にいて、それを指を加えてみていることしかできない苦しさや葛藤。
※史実とはだいぶ違う設定にはなっていて(この辺は販売されているパンフレットに説明がありました)、実際こういった感情のやりとりはなかったようですが…



同じ原作の舞台作品を、数年前に松本幸四郎さんサリエリで観たのですが、


(以下ネタバレというほどではないものの、作品の演出に関する踏み込んだ感想はあります)










彼のサリエリは冷徹で自分の中だけで戦っていた覚えがあります。
今回のルシアン・ムサマティ氏のサリエリは、ずっと哀れで闇が深い印象。ムサマティ氏サリエリの方は振れ幅が大きく、人間味がかなり押し出されているためか、葛藤を理解しやすかった気がします。



アダム・ギレン氏演じるモーツァルトは、とことん奔放、邪気なく周りを傷つけて歩く。
才能に溢れたそんな人間が身近にいたらそりゃ葛藤もするよなあといった風に、他の俳優さんとの力バランスも、サリエリを理解し易くしていました。



演出はマイケル・ロングハースト氏。今までに観たNTLive作品のように、旧知の原作に大きく手を入れ、今らしい作りで馴染みやすくしていました。
舞台には常に生のオーケストラが乗っていて、展開に沿って曲を聴かせてくれるのは豪華で嬉しかった。
演奏者も巻き込んだ演奏時の演出も飽きさせないし、冒険的なアレンジも楽しい。
眼の前で観たらわくわくするだろうなあ!

役柄への理解のしやすさや、普遍性を意識した演出のおかげで、没入してサリエリの視点を味わえる作品でした。カーテンコール時のみなさんの格好も面白くて好きだったな。

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コレド室町内のTOHO シネマズにて。
プレミアムシート(+1000円)で観ましたが、荷物置きがありパーソナルスペースが広く、なかなか快適でした。

一週間と、上演期間は短いですが、なんと一日2回に上演数が増えていました!
お客さんも結構入っていたな。より多くの人が観て、上演される場がさらに増えたら嬉しいです。

そうそう、この間観た、劇団四季『恋におちたシェイクスピア』(ストレートプレイ)のチラシが配られていました。
この舞台もとても気に入ったので、双方が重なり合うのはとても嬉しい。
セリフでしっかり客を惹きつける舞台が、たくさん見られるようになると良いなあ。

映画版の『アマデウス』
アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]
F・マーリー・エイブラハム
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21



akikoyanagawa at 18:43 │Comments(0)

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