谷山浩子 x 橋本一子(猫森集会2017 Aプログラム)毎日フォントが違う日めくり 2018

2017年09月22日

NTLive『No Man’s Land』(誰もいない国)

『No Man’s Land』(日本公開時タイトル:『誰もいない国』)の舞台映像、観てきました。
National Theatre Live。ライブビューイングの映像を収録したものです。
【National Theatre Live:No Man's Land】

2016年12月15日、ウィンダムズ劇場での公演です。





イアン・マッケランとパトリック・スチュワートがフィーチャーされた舞台。
初演は1975年、ハロルド・ピンターの作品です。

大きな事件が起きるわけでもないのに、
どきどきそわそわ。長く生きてきたお二人だからこその言葉の重み、空虚感。
真実はどこにあるのか?この人達の思惑は?と探りたくなる展開に、自然に前のめりになってしまいました。

脚本&俳優さんが、想像の中の景色を生き生きと、目の前にくっきり浮かび上がらせてくれる気持ちよさ。
ピクニックの様子も、小鳥がさえずる朝の空気も、そこにないはずのに、確かにそこにありました。名優と言われる所以、ですね。

本編上演後には、俳優さんたちと演出家によるアフタートークもありました。
演出家は、最寄りのライブビューイングをしていた映画館で観てからかけつけ、「アップが観れたのは新鮮だった!」と話、スチュワート氏をどぎまぎさせていました。

トークショーには、皆さん本番後ほっと一息追加表情で登場し、お客さんの質問に答えたり、自分なりの作品や役柄の解釈を語っていて、興味深かったです。
舞台上のみなさんが話していたのですが、「舞台はお客さんと一緒につくるもの。お客さんの笑い声や反応を聞いてはじめて、私たちは「伝わった!」と確認し、前に勧めるんです。」とのこと。
小さなカンパニーのセリフ劇ならなおさら、なのかもしれません。
この手の骨太な作品を、わちゃわちゃした雰囲気の中で、いつか生で観てみたいなあ。

(メモ)
インタビュー映像をいくつか。


この2人も胡散臭くてよかったなあ。
ロンドン公演では、ブロードウェイ公演時とは違う俳優さんが参加。
ダミアン・マローニ―とオーウェン・ティール。



Googleでもトークショーあったんですね。

akikoyanagawa at 23:46 │Comments(0)

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