2017年09月10日

いま改めて『龍の子太郎』

これは…すごい作品…!
今までなんで読まなかったんだろう。
『龍の子太郎』松谷みよ子著。

龍の子太郎 (講談社青い鳥文庫)
松谷 みよ子
講談社
1980-11-10



龍の子太郎の、成長と大冒険の物語。

テンポの良さにわくわくが止まらず、日本のむかしの伝承や風土、暮らし方に包まれる感じも気持ちよくて、一気に読んでしまいました。
日本らしくはあるものの、普遍的なテーマも含んでいて、ヨーロッパやロシアでも出版されたこと、頷けます。

慢性的な貧しさが産む人間の欲は、果たして罪なのか…考えてしまうなあ。
龍になったお母さんを探すため、

いろいろな村を旅するうち、自分たちが暮らす過酷な環境が当たり前ではなく、それに耐えて生きる以外にも道はあると思うように。
俯瞰的な視点を持つことの大切さも、松谷さんが伝えたかったことなのかもしれません。

また、見事なのは、平易な言葉を使った表現力。
擬音語が多いけれどしつこくないこと、平仮名だらけでも読みやすい句読点の打ち方、子供に理解できる言葉を選んでいることもよくわかります。

公文の教材で読んで、気になって本を借りたという甥っ子(9歳3ヶ月)の気持ちがわかりました。
感想をもう少し、彼に聞いてみたいです。

私が読んだのはオリジナルですが、子供用にもう少し平易なバージョンも出ているようです。



あ。これは子供の頃観た記憶が…DVDになっていたんですね。
既に売り切れ、手に入れるのは難しそうですが…
あやの声優さんが、冨永みーなさん!!!

龍の子太郎 [DVD]
加藤淳也
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2010-02-21



akikoyanagawa at 21:00 │Comments(0)

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