2017年06月14日

「立ちすくむ国家ワークショップ」参加しました

経済産業省の官僚の有志が、省内の総会に掲出した資料「不安な個人、立ちすくむ国家」が、少し前に一部で話題になりました。
【「不安な個人、立ちすくむ国家〜モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか〜」】

資料pdfのダウンロード数はひと月で120万を超えたそうです。

今ある日本の制度は、戦後間もない時期の日本の社会を基礎に置いているものが多く、どう生きて行くか(結婚や出産に関すること、働き方や人生の閉じ方、娯楽など)がすでにその時期からは変容してしまっているのだから、そりゃ凡ゆる所で不満や齟齬が生まれるはずだよね、という現状のレポートと、ではどうしたら良いのか?と、それに対する提案が添えられたものでした。

この資料作りのメンバー・20-30代経済産業省官僚も参加しての、ワークショップに参加して来ました。
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資料に意見したり批判するのではなく、資料を踏まえて、自分自身になにができるか、を個々が導き出すのが、この日の目標でした。

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まずは

メンバーの方から、資料に関するもう少し掘り下げたお話を。
公開後に疑問を呈する形でブログに意見を書かれたスマートニュースの望月さんが、どこに違和感を感じたかを投げかけ、メンバーの方がそれに応えるという形で進みました。
【経産省「次官・若手ペーパー」に対する元同僚からの応答:HIROKIM BLOG / 望月優大の日記】(2017.5.19)

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その後、興味のあるテーマに別れ、グループごとで話し合い。
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私は、都市と地方での生き方への考え方や温度差を、もう少し知り合えたらとぼんやり考えていたので、「地方」についての話し合いグループに入れてもらいました。
結果、よしこれをやってみよう!と、自分にできることがクリアになったのではなかったのですが、それでも、いまどんな可能性があって、自分がどこなら手を出せそうなのか、少しはっきりしたように思います。

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また、実際日本の真ん中にいる孤高の存在だと思っていた「官僚」の人たちが、どんなふうに考えているのか、その一片が見えたことも、得たものの一つでした。
メンバーの皆さんが、この資料作りに参加したきっかけとして共通しているのは、「日本に住む人が、より望ましく思う生活をできるように自分たちは働いているはずなのに、国としてのヘルプが、本当に必要な人に実際には届いていないのはなぜなのか」という疑問。
個々の不安に寄り添える行政に変わっていかなくてはいけない、という認識があるということ。
ただ、資料をまとめる上で、「そうは言っても、結局、偏った自分の価値観からの視点で語っているのではないか」という指摘もされていて、その点に関しては、メンバーの方も認めていらっしゃいました。

それと、官僚という立場で物事を進めようとすると、頑張っている人、成功している人と接することが圧倒的に多く、生活に追われて本当に困窮していたり、特に「より良い生活」に興味のない人、そうなることを頭から諦めている人たちと、直接繋がることが難しいことも悩んでいらっしゃいました。
アプローチすべきはその層なのに、前向き上昇志向層に接点が偏ってしまう…わかる気がします。
「資料は結論でもなんでもない。こんなものは叩き台にして貰って、どんどんいろんな人に、話し合っていってもらえたら」とも話されていました。

今回の主催のCode for Japanでも引き続き、このテーマでのワークショップを開催して行くそうです。
良いきっかけに繋がってゆくように思います。

■ Code for Japanの公式レポート
【立ちすくむ国家ワークショップ 開催しました(Code for Japan)】(2017.6.14)

◎次回は、7月12日(水)に、SENQ霞が関で開催されます。
 新規の人を多めに、と考えていらっしゃるとのこと。

akikoyanagawa at 22:56 │Comments(0)TrackBack(0)

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