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2021年06月07日

「国宝 鳥獣戯画のすべて」at 東京国立博物館(2021年6月)

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鳥獣戯画展、面白かった!

甲乙丙丁の各巻、ゆっくり順番に観られたのはもちろん、
山寺宏一・恒松あゆみ両氏の音声ガイドのお影で、一つ一つ展示の意図を理解しながら進めたのもとても良かった。



なぜこの巻物に価値があるとされているのか、どのポイントが興味深いとされているのかを細かく説明してくれたり、発見されたこと・いままだ解っていないことも折に触れて聞かせてくれます。
プラス600円ですが、もし行かれる方はぜひにとオススメします。

甲巻のタッチがやはり好き。動物たちを囲むススキなど植物のラインが美しくて惚れ惚れ。
乙巻でのゾウと麒麟の独特の雰囲気も楽しい。
丙巻だったかな、セリフが絵に添えられていたりもして、漫画の吹き出しってこんな時代から考え方あったのね…と思ったり。

15時から16時の間に入場の回だったのですが、
15時40分頃行ったらすっと入れました。
京都での展示では、入るまでに4時間待った!という話も聞いていたのですが、今回は人数制限をしているため、込み過ぎない状態で見ることができたようです。予約バンザイ。

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後半は、鳥獣戯画が伝わる高山寺を開いた明恵上人についての展示。
明恵さんの歌や人柄が紹介されていたのですが、印象に残ったのは

本気の「お釈迦様」推し括っぷり。

法会でお釈迦様がなくなるときのエピソードを読んでいたら、感極まってしまい、弟子が続きを読んだとか、
天竺(インド)の方向にある島の石を持ち帰り、こういった石はインドにもあるはずだから、と肌身放さず持っていたり、
その「島」に向けて名乗りながら恋文を投げてくれ、と弟子に頼んだり…。

人間味溢れるエピソード、とはきっとこれのことですね。
情報満載、楽しい展示でした。




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感染対策について。

スタッフさんが検温したり気をつけてはいるものの、館内やグッズ売り場での、お客さん同士の距離感はかなり近く、うーん、大人数を制御するのはやはり難しいんだなとも思ったり。
ただ、会話だけはしないよう厳しく取り締まっている印象でした。

無事に終了しますように。
akikoyanagawa at 23:22 │Comments(0)

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