海!(その2)楓天堂「父と暮らせば」

2007年07月23日

"hometown bagdad"

アメリカABC Newsで紹介されていた、こんなプロジェクト。

"hometown bagdad"

イラクに生活している若者3人に焦点を当てて、少しずつその生活の様子をレポートしている番組で、youtubeや、iTuneのポッドキャストで公開されています。

たとえば、“exam”は、医学生の男の子の定期試験の日のなにげないレポート。


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「テストどうだった?」と聞かれ、
「出来たよ。友だちがとなりに居たからね?・・・(にやにや)」と答える主人公のAusama。
一見、私たちが見慣れた“ふつー”の光景ながらも、
「ところでこれから友だちと出かけるんだけど」と女の子を誘うと、「そこ安全なの?出かけて大丈夫?」と帰ってくる返事。

みんなでカフェで話していても、「いま何時?外出禁止の時間があるから帰らないと」と時計を気にしなくてはいけない生活。

私たちが目にするイラクの映像は、破壊された建物や、銃を手にデモをしたり、傷ついて運ばれる人たちの姿が大半ですが、この番組の中には、こぎれいな部屋に済み、携帯電話を使い、ミュージシャンを夢見たり、医学の勉強をしている人たちの姿があります。

そんなあまりに見慣れた光景のなかに、銃弾の跡や穴の開いた壁、使えない電気や、住む人がいなくなった豪邸があり、彼らが戦乱のすぐそばで生活していることを伺わせます。

小さい頃から過ごしている街・バグダッドを離れたくない、と思いながらも、主人公の3人のうち既に2人は既にバグダッドを離れたそうです。

長期にわたってレポートされているこのプロジェクト。
もうちょっと番組を見てみようと思います。
at 23:42 │Comments(0)TrackBack(0)

時事 

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