「Chanco Dining 若」「アスペクツ オブ ラブ」

2005年08月19日

「ぽっかぽか」文庫本版(9)

テレビドラマを見ていて気になり、それから原作である漫画を手にしました。

ドラマと漫画、それぞれがちゃんと世界観を作っているので、混同せずに楽しめるのは、きっと原作者である深見じゅんさんが描きたい「芯」の部分がしっかりしているからだと思います。
生活すること・家族と一緒にいることの楽しさを、とても大事にする夫婦と、その中で育っていく一人娘。
生きていくのってきれい事ではなくて、悲しさやつらさ、苦しさがたくさんあるけれど、それぞれに正面から向き合う登場人物たちが、何度も何度も読み手を励ましてくれます。

また、なにかトラブルが起きたとき、想像もつかなかった角度からその出来事を見て、混乱した糸をほぐしていく主人公たちがいて、その新鮮さに驚くこともしばしば。そうか、そうやって考えれば、がつがつしなくても物事は流れていくのね、と肩が少し軽くなったりもします。

結婚をしている人、こどもがいる人はきっと、もっと深いところで、このお話に接することが出来るのではないかな、とも思います。
at 12:28 │Comments(2)TrackBack(0)

この本読みました 

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この記事へのコメント

1. Posted by フラウ   2005年08月21日 16:03
yanaさん、こんにちは。
私はいい年をして、「ぽっかぽか」も「ハチクロ」もライブで見ております。。
深見じゅんさんの絵は顔の変化があまりないのですが、内容が心の中に深く入ってくる物が多くて考えさせられますね。
2. Posted by yana   2005年08月22日 19:30
フラウさん、どもー。こんにちは。
いい作品を楽しむのに年齢は関係ないですよ。
マンガを読み始めたときには、うん、確かに表情に違和感あったのですが、いまは却って、素っ気ないしぐさの後ろから、大切なものがたくさん出てくる、あの雰囲気にやられてしまっています。
電車では読めませんね。泣き虫なので、なおさら。

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