TVから聞こえて来た一言「南十字星」

2004年04月25日

劇団四季on「ミュージックフェア21」

「ミュージックフェア21」という番組がある。

最近は見られる時間にテレビの前にいないので、観ることがなかったのだが、その番組の中で「劇団四季ミュージカル特集」という企画をやる、ということを知り、はりきってビデオ録画をして、当日の夜に観た。

30分の番組で、2回に分けての放送。その一回目だった。

劇団四季で最近扱っている演目に関しては、『アイーダ』以外はほぼ観ていて、だいたいどんな作品かはわかる。それだけに、一曲一曲を聞くと、「あれも聞きたい」「これだけじゃ物足りない?!」「あの良さが出ていない・・・」などと思うのだけれど、そういう企画じゃないんだし、とその度に思い直す。

逆に、テレビで実際の舞台の良さは伝わらない、と割り切って、スタッフの人たちはダイジェスト的な構成にしたのだろう。

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一日たって、今日もう一度観直す。
ちょっと落ち着いて見られたので、昨日とはちょっと違うことも感じられた。

まずは、どんなキャラクターも、やっぱりその作品の中にいるのが一番しっくりくるということ。全然違う舞台の人たちがずらっと並んでいる絵、というのも、ある意味おもしろくて好きなんですが。

テレビでは、舞台を観たときの迫力とか、ワクワク感が伝わりにくいということ。
カメラの枠で切り取って映しとられたものと、テレビ画面を観る人の間に、多くの人の目や手が入ることで、ありきたりな素材をおもしろく見せているテレビ番組もたくさんある。でも舞台は、役者さんと同じ場所にいて空気を共有する、自分で観る場所を選べる、ということが、私は大事だと考えているので、そういうことも含めて作り上げられている世界をテレビというメディアで観ると、どうしても遠い感じがしていまうのだ。

しかし、よくあれだけの作品をあの時間内に入れたなあ、とも思った。
話は聞いていても、どうもチャンスがなくて四季の舞台は観に行ったことがない、という人が(実際そういった話を私もよく聞く)、どれに行ってみようか、と選ぶことはできたんじゃないだろうか。

来週の土曜日の放送も楽しみだ。
at 23:33 │Comments(0)TrackBack(0)

劇団四季 

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